滋賀県スポーツ医会
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ごあいさつ


滋賀県スポーツ医会 会長 村上元庸

このたび滋賀県スポーツ医会の活動の一環としてホームページを作成させていただく運びになりましたので、一言ご挨拶させていただきます。

スポーツは、明治時代に欧米よりわが国に伝えられた比較的新しい文化です。スポーツの語源は古フランス語の“desport”で、「楽しむ」という意味である、と言われています。人生を豊かにし、そして楽しむためスポーツには、「行なうスポーツ」、「見るスポーツ」、「ボランティアとして参加するスポーツ」などがあり、今では、私たちの生活には切り離すことのできないものとなっております。

しかし、その反面スポーツをすることにより、ケガや故障や疲労などが発生し、健康を害するマイナスの面、すなわち影の部分があることも否めません。

また、現代において我々人類は科学技術の発展という近代文明の恩恵を受け、楽で便利な生活を享受しております。そのため体を動かすことが少なくなり、慢性的な運動不足に陥っています。それに加え食生活の欧米化なども伴って、肥満・糖尿病など増え続ける生活習慣病が、現代社会において大きな問題になっております。この問題を解決するのに積極的にスポーツを取り入れることも必要になってきております。

滋賀県スポーツ医会は平成元年に設立され、県下のスポーツ医学の向上を目的に発足しました。「一隅を照らす」という滋賀県ゆかりの最澄伝経大師のお言葉がありますが、スポーツの影の部分に、光を注いで、滋賀県の県民の方々が、安心してスポーツを楽しんでいただける環境つくりに、少しでもお役に立つよう努めております。

今後ともよろしくお願い申し上げます。



副会長 麻生伸一 (準備中)



副会長 高橋正行

2003年に日本で唯一の「スポーツ」名のびわこ成蹊スポーツ大学が誕生しました。閉鎖的な体育ではなく、科学としてのスポーツ、文化としてのスポーツ、競技としてのスポーツ、楽しみとしてのスポーツなどスポーツを多彩な方面から取り組み、スポーツを担う人材を育成することが使命であると考えています。

閉鎖的な体育の欠点は沢山あります。理由なく厳しいだけのトレーニング、スポーツ傷害の原因を考えない指導者、熱中症対策・心臓震盪・高山病の初期症状・初期対応を間違える指導者、部活動での暴力やいじめ、非行への入り口であるタバコや酒、野球の特待生問題、スポーツの利権を争う大人たちと無理な日程で怪我が治らない選手、その他日本独特の問題が沢山あります。

スポーツドクターを探すのは大変ですし、専門外の医療機関や医師以外の間違った診療で困ることも沢山あります。滋賀県スポーツ医会の名簿を掲載し、医師毎に専門分野を理解できるようにしました、また、医療機関のホームページにリンクして、スポーツ傷害を持った選手や指導者への情報公開としました。過去の活動で、地域への講演会や勉強会も紹介しています。学びを深めたいとか講師を依頼したいときには是非活用下さい。

滋賀県スポーツ医会は大きく文化としてのスポーツ、科学としてのスポーツを理念として取り組んできました。過去の講演会・勉強会を見て頂けるとその幅の広さが理解できます。特に、スポーツ法の重要性に着眼した村上会長が顧問として桂弁護士を迎え、毎年スポーツ法についての講演会を開催しています。文化としてのスポーツでは、医師以外の講演者が多く、文字通り「スポーツ文化」を学ぶ場となっています。京都大学霊長類研究所の先生のサルとヒトの進化のお話、広橋先生から腰痛や肩こりが人類の二足歩行が原因であると聞くと納得します。また最近では、座学以外に実践の重要性で「するスポーツ」として、ピラテイス、テーピング、救急処置などの実技を学べます。もちろん、スポーツ医学の勉強会がメインテーマです。日本国内の第一人者に多く来て頂き、最新のスポーツ整形、トレーニング方法、メタボリック症候群を含む内科系疾患の運動療法、高齢者への運動指導、スポーツ精神医学などが学べます。講演会の予定を掲載しています。

僕自身、スポーツ経験としては剣道(中学)とサッカーです。びわこ成蹊スポーツ大学ではサッカー部の顧問として関っています。医療現場ではドクターは指揮者ですが、スポーツ現場ではドクターは完全に裏方です。怪我を出さない、スポーツ貧血やスポーツ心臓の選手を作らないのが最も重要です。スポーツ指導者やトレーナー、フィジカルコーチに正しい知識を伝達することはスポーツドクターの役割です。そのために、ミニ知識を充実させていきたいと思います。

ホームページは出来たばっかりですので、不備な点についてはご指摘いただけるとありがたく存じます。




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